1. 眼の勝れて大なる人、又時として大いに開く人、 2. 眼の周囲黒き人、 3. アゴ細くアゴの辺何となく薄黑く曇りて淋しき人、 4. 齒の乱れたる人、 5. 齒の正しからず何れかに偏(カタヨ)る者 右の中一相以上ある人は他人に雇はるゝ事勿(ナカ)れ、中途に解雇せらるゝ事あればなり又長く雇はるゝとも雇はれて後悔することあり、故に假令(タトエ)如何(イカ)なる困苦ありとも独立して生活するを要す。